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今日の魚はスイVellitor centropomus (Richardson, 1850)です.
本種は東北から九州までの沿岸の藻場で見られるカジカ科魚類です.系統的に近い仲間のアナハゼ属魚類とは体はやや側偏すること(vs. 側偏しない),吻は尖ること(vs. 吻は丸い),および頭部に皮弁をもたないこと(vs. 皮弁をもつ)により識別されます. また同属のヒメスイとは体側に明瞭な斑紋をもつこと(明瞭な斑紋をもたない),胸鰭条数は13-16であること(vs. 18-20)から識別されます. 志摩地方では春に幼魚がよく定置網で漁獲されますが,これといった産業利用はありません.写真は座賀島の藻場で撮影されました.(松尾)
撮影日:2017/4/2 撮影地:座賀島 水深:1m 撮影機材:ORYMPUS E-M5 使用レンズ:M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro
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